2014-03-31

Nickel Creek - A Dotted Line / music

                                 

Nickel Creek としての9年ぶりとなる新作a Dotted Line には本当に驚かされる。なんといっても収録されている全10曲のどれもが素晴らしい。これだけ佳作揃いだとオーダーを組むだけで苦労しただろう。もはやブルーグラスなどという狭い枠には収まりきれない。もともとそんな窮屈な世界のことなんて考えてもいないだろうけど。
Why Should the Fire Die? 以降、9年間活動を休止し、Sara Watkins、Chris Thile は並外れたソロ・アルバムを発表していたが、a Dotted Line はその間に蓄積したエネルギー、経験値に基づく知能を活かしきった作品であるような気がする。もちろんその陰にはプロデューサーEric Valentine の功績は大きいだろう。アルバムそのものにクレジットはないがChris Thile のソロ・アルバムにも音楽的、またプロデューサーとしてもEric Valentineからの影響は多大に感じ取ることはできる。それにしても天才マンドリン・プレイヤーといわれたChris Thile がよくここまで成長したなぁ……こんなことは見ず知らずのわたしなどがいうようなことではないが、13歳でデビューしたときの衝撃を鮮明に記憶しているので、なんだか親戚のこどものように身近に感じている。一体、どこまで大きくなるんだろう? まだ30歳を超えたばかりなのに。

Chris T



Nickel Creek / a Dotted Line


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