1972年中津川フォークジャンボリーで鮮烈なデビューをはたした野澤享司の2008年 Self Cover Naked '70 以来のアルバム 大河の見る夢 は全16曲ライヴ・テイク集。収録曲はdisc one 01 begining / 02 迷走 / 03 悲しみはBluesで / 04 虹の彼方へ / 05 Everyday / 06 大地の鼓動 / 07 黄昏のビギン / 08 夕暮 disc two 01 萬川集海 / 02 君想い唄おう / 03 Wiskey River Blues / 04 やるせないこの想いは / 05 大河の見る夢 / 06 君が僕の中で〜上を向いて歩こう / 07 Be Water / 08 心安らぐ家を求めて……レコーディング場所に選ばれたのは高円寺・稲生座。例外としてbegining / 大河の見る夢 / Be Water が下北沢lown でのテイクであり、野澤自身が「不本意」だという(加えて大地の鼓動 も)インストゥルメンタルである。なぜ「不本意」であったかというと、歌詞があり、うたうこ
とを前提として自身は曲を書いているからだとライヴ中によく語っている。しかしアルバムのなかでは、こういった作品がアクセント、彩りにもなっている。アコーステック・ギターによる弾き語り(夕暮 、心安らぐ家を求めて にはピアノも参加)だけの同作品だが、黄昏のビギン、夕暮 などを聴けば、彼の歌のうまさがしみじみと伝わってくる。それだけに「うたいたい」のだという彼の意思も汲み取れる。
野澤享司 / 大河の見る夢 |
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